台風に地震、災害が続いております
被害に遭われた皆様が１日も早く平穏な日々が訪れますように
山崎樹範です
やましげです
優しくなりたい
柔軟でありたい
そう思う日々です
またまた稽古に勤しむ日々でもあります
思えば僕は稽古ばかりしています
失敗を繰返し、何度も試みては修正しての繰返し
この感じだと掴んだその次の瞬間には逃げていく
口では「稽古嫌い」を公言しています
早く本番がやりたい
本番が大好きだと
でも本当は稽古が好きです
共演者と悩みながら試行錯誤を繰り返す時間がたまらなく愛しいのです
見上げる山の頂の焦点が皆と合ってから役者とスタッフ一丸となってそこを目指していく
そんな風になったら良いなと思っています
稽古はそのための時間です
僕は稽古ばかりしています
かれこれ２０年以上
舞台の初日には２つの意味があります
１つは物理的に開幕の日を初日と呼びます
もう１つは本番が始まり、ミスもなく稽古で積み上げてきた事を十二分に発揮できた時に「今日は初日が出た」と言います
初日が出たら翌日以降も確実に出し続けなければならないのですが、そうそう上手くはいきません
良いイメージは時に足枷にもなるのです
僕はこれまで何度初日を出したのでしょう？
そもそも出した事があるのでしょうか？
独りよがりの初日は何度も出したでしょう
独善的な勘違い初日
しかし遠回りをしているなと思います
何故若い時に気付けなかったのかと思う事だらけです
若さゆえの過ちではありません
若くして分かっている方も沢山いますから
僕はまだまだ稽古が足りません
人生という台本の読み込みが足りません
役作りも出来ていません
上手くなりたいと願えば願うほど遠ざかっているような気もします
さて、僕は、何者なのでしょうか？
とりあえず出来る事をやるしかないので、台詞を覚えます
