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やましげ○○ぼっち Vol.64

2013/03/10 | 山崎 樹範 | やましげ○○ぼっち

すっかり春めいてまいりました
やましげです
鼻がむずむずします
目がくちゅくちゅします
軽めの花粉症です
春は出会いの季節であり、別れの季節であります
僕もこの春、一つの別れを迎えました
四年間ナレーションを担当していた番組「猫のしっぽ カエルの手」が終わりました
大好きな仕事でした
京都大原の自然を眺めながらコエヲあてていく事が、自分自身にとっても癒しの時間だったのです
初めてのナレーションのお仕事が四年も続いた事はとても恵まれていました
ご覧頂いていた皆様、スタッフの方々、本当にありがとうございました

さて今回は私の部屋についてのお話です
まもなく更新を迎えます
つまり現在の家に住んで二年が経とうとしているのです
間取りは気に入ってます
お風呂も大きくて大好きです
キッチンも使いやすいのです
本当に良い部屋

ただ一つ
換気扇を除いては…

入居して数日たったある日の事
何かがカンカンと音をたてているのに気がつきました
その時はまださほど気にもとめていませんでした
しかし、その日の深夜です
「ガンガン!ガンガン!」
凄まじい音で目が覚めました
誰かがドアをものすごい強さで叩いている

なんだ!?
借金取りか!?
いや!まだこの住所は知らないはずだ!!
違う
そもそも学生ローンは数年前に完済したはずだ!!

恐る恐る玄関に行くものの外に人はいない
しかも今度は音は後ろからする
つまり部屋の中で鳴っている
犯人はすぐに分かりました
換気扇です
換気扇の中から「ガンガン!」と、とんでもない音がする!!

翌日すぐに不動産屋さんに連絡しました
換気扇がうるさいです
そこから長い戦いが始まりました

数日後、管理会社の人が来ました
換気扇を見ます
しかしそこは素人、もちろん原因が分かるはずもありません
さらに数日後、業者の人が来ました
もしかすると外壁に足場を組んで工事するしかないかもしれないと言われました
管理会社に連絡し対応を決めますので管理会社からの連絡をお待ちください

待ちました

しばらく待ちました

かなり待ちました

連絡はありませんでした

3ヶ月ほど放置されました
管理会社に電話をしたところ、担当者から折り返し電話しますと言われました

来ませんでした
それからさらに一年以上放置されました
そしてつい先日、管理会社から電話がきました

「更新はどうなさいますか?」

更新もなにも換気扇はどうなってんだい!?
やっと担当者と話が出来ました
向こういわく、こちらから連絡したが山崎様から連絡がなかったとの事
真逆になってる!!
しかも業者が家に来たことも記録に残ってないらしい…
ひどいよ
管理会社さん
怠慢だよ
入居してから不定期になる騒音に苦しめられたんだよ

そこからさんざん話し合いです
電話で何度も何度も話しました
らちがあかないので、直接管理会社に行って話もしました
やっと重い腰をあげてくれました

換気扇のメーカーが修理に来てくれました
風でパタパタと開いてしまう弁のようなものにクッションをつけてくれるそうです
グッバイ騒音!!

さんざん俺を悩ませた
眠りを妨げた
憎き換気扇
あばよ!!!!

修理は10分
あっという間に終了
こんな簡単な事だったのか!

「では、修理の方が終了したのでこちらにサインをお願い致します」

そして帰っていきました
部屋には僕一人
静かな部屋
そこにこんな音が響きました

「ゴンゴン!ゴンゴン!!」

…換気扇です
直ってねえ!
ガンガンからゴンゴンに音の質が変わっただけじゃねえか!!

今も部屋からは鈍い音が聞こえてきます

おしまい
いや、この問題は続く


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