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やましげ○○ぼっち Vol.113

2017/04/10 | 山崎 樹範 | やましげ○○ぼっち

4月、新年度。
新しい環境、新しい人間関係、桜前線。
いかがお過ごしでしょうか?
私は日々稽古に励んでおります。
間もなく始まる舞台「リメンバーミー」、昨年の「九条丸家の殺人事件」に次ぐ崩壊シリーズ第二弾です。
ほぼ同じキャスト、スタッフ、作・演出はオークラさん。バラエティの構成作家やバナナマンや東京03のライヴも手掛けている凄い能力の持ち主です。
中身の一切ないただただ笑えるだけの舞台です。それだけに普通に面白いだけの舞台では駄目なので日々必死に笑いを追い求める日々です。

喜怒哀楽

僕も大好きな言葉です。
最後に「楽」が来るのがまた良いです。
例えばこんなストーリー。
僕が生まれ「喜」びに溢れる家族
自我が芽生え「怒」りが抑えられない青年期
年老いた親との「哀」しい別れ
やがて迎える僕の最期の時、人生を振り返り『あぁ!「楽」しかった!』と幕を閉じる

僕はもう死ぬ間際の最後の言葉は上記の言葉と決めています。
最後のセリフが決まっている人生エチュードです。
もちろんそこまでの台本はありません。
ともすればその瞬間の直前までそんな状況じゃないかもしれません。
借金で首がまわらないかもしれないし、泥沼不倫の裁判中かもしれません。
それでも最後に「あぁ!楽しかった!」と言ったらそれはそれで面白い気もするのです。(きっと周りは大迷惑)

なんせ人生のオチなんで、それなりの美学を持って挑みたいと思います。
その為のイメトレを欠かさないようにしようと考えております。
なぜそんな事をしているのか?
きっと僕は最後の最後まで誰かに覚えていてほしいという欲望があるのです。
役者の悪足掻き。

間もなく六本木の俳優座で始まる舞台「リメンバーミー」もそんな僕の悪足掻きが全開です。
是非劇場に足をお運び下さい!!

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