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やましげ○○ぼっち Vol.120

2017/11/10 | 山崎 樹範 | やましげ○○ぼっち

やましげです
本番中
体はボロボロ
声はギリギリ
なんとかやっております
正直、座長の松村武さんにはなんて芝居を作ってくれたんだと思います
良くも悪くも
悪くはとにかくしんどいって事
僕だけに限らずみんな大変
僕なんかはまだ楽な方で、縁の下で何役もやっている若手達の苦労は想像を絶すると思います
役者はお客様の目に晒されればどんなにしんどくても頑張れる生き物です
見られてない時に頑張るのが本当にしんどい
それを全力でやっている若手達には頭が下がります
彼らは舞台の下で秒単位を争いながら物を出し、着替え、サポートし、僅かな隙を見つけてやっと水を飲む
それらの支えがあって初めて舞台上が輝くのです
舞台上の人間はその支えに応える為にも最高の芝居をしなければならない義務があるのです
結局良くも悪くもと言いつつ、これだけしんどいからやる価値のある芝居になっているんだと思います
表裏一体で繋がっているのです

これを書いているのは9日の午前中です
今日も夜本番があります
あと5回
ホッとするような寂しいような複雑な気持ち
良い舞台に参加した時に感じる気持ち

いかんいかん!
まだ課題は沢山ある!!
最後の1回までベストを尽くし、更なるベストを求める
完成などない

いやいや!
刹那的な完成はある!!
間違いなく今は正しかったと思える瞬間はある
それが1/60秒くらいで過去になってしまうだけなんです

カムカムミニキーナ「>」
劇団の代表作と呼ばれるような作品にするべく最後まで頑張ります
清水宏さんから僕が役を受け継いだように、次に僕の役を誰かに渡せるようにしなければなりません
何度再演しても、役者が変わっても、それでも面白い物を作れたら最高です
その為に今回のダイナリィを良い芝居にするのが僕の義務です
果たして全うできているのか?
それは皆様の評価にお任せします

ただ最後まで頑張ります

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