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やましげ○○ぼっち Vol.157(最終回)

2020/12/10 | 山崎 樹範 | やましげ○○ぼっち

1ヶ月のご無沙汰です。山崎樹範です。やましげです!

年の瀬、師走、12月となりました。
いよいよ最終回となったやましげ○○ぼっちでございます。
長い間お世話になりました!
さようならー\(^_^)/

さすがにこれで終わる訳にもいかないので、いつものようにダラダラと徒然なるままに書いていきたいと思います。
今年はもうコロナに振り回された一年でした。
1月、2月に撮影していたドラマの現場で「なんか新しいウィルス流行ってるみたいっすねぇ、ヤバいっすねぇ」なんて軽口たたいてたのが3月には笑えなくなり…。
仕事は飛ぶし、やる事ないし、でも国からお金貰えるしでおかしな事になって、劇団公演もやれるか分からなくなって。
さすがに中止だろうと思っていた公演がやる事になって、皆様のお力もあり無事に終わりホッと一息。
止まっていた仕事も再開して、今もバタバタしながらも連ドラの撮影中でして、なんだかんだ働いた2020年となりました。
本当にありがたい話です。

今年は皆さんの中で色々なルールが変わった年だったのではないでしょうか?
どう働くか?
どこに行くか?
誰と会うか?
不要不急とは何か?

自粛と要請という相反するお願いを各々が考えなければいけない。
ならば僕は僕のルールで生きて良いという事だと決めました。
もしかすると批判されてしまうかもしれないので細かくは言いませんが、あくまでも自らの要請に従うのですから誰に批判される言われもない訳です。
僕は僕の思うように生きる事を認められた時代。
それが今です。

そしてその為に必要なスキルが鈍感力だと思います。
僕はSNSをやっていません。
知らない人と繋がる事がストレスになるならやるべきではないと思っています。
仕事柄ですが、ただでさえネットを見れば賛否が渦巻く世界にいるのでそれだけで充分です。
言葉足らずだと思うのでもう少し丁寧に言えば、仕事の事は何を言っていただいて構わないし、真摯に受け止めようと思います。
しかし誤解を恐れずに言えば、知らない人に内面をさらけ出す必要もないし、家族なり友達なり手の届く範囲の人に理解してもらえればそれで良いと思っています。

僕の世界は狭い。

それでも伝わらない事も沢山あるし、だからこそ分かってもらいたいと思うし…。
そこにさらに仕事もあるのですから、もういっぱいいっぱいです。
それだけで時間が足りません!

仕事のストレスはその仕事でしか解消できないし、人間関係のストレスはその人間関係でしか解消できない。
申し訳ないが、顔も見たこともなければ僕の芝居を見たこともなければ、全く関係性のないただネットワークサービス上で通りすがっただけの人に僕が何を思えば良いのか分からないのです。
繋がっているようで繋がってない方との接し方を僕は知らない。
だからSNSをやるべきではないと思っているのです。

こんな事をネットワーク上で書いている事もおかしな話ですが…。

今の僕がやっている事は人と会わなければ成立しないアナログな仕事で、単純肉体労働者な訳で、これが変われば変わらざるを得ない訳ですが、今はこれで良いと思っています。
くどくどと面倒くさい事を書いてしまいましたが、あくまでも今出会っている方々を否定している訳ではありませんし、これから出会う方々を遠ざけている訳でもありません!
もしSNSをやるならば僕は今よりもずっと鈍感でなければならない。
でなければ、素敵な出会いの前に闇雲な暗闇に飲み込まれてしまう。
それが怖いのです。

僕は人と人の繋がりを信じています。
何かを支点にして出会った人とは本気で向き合いたい。
芝居や仕事でも良いし、たまたま飲み屋の隣に座っただけでも良い。
ただ、SNSがその支点になりうるのか自信が持てないだけなのです。
何年も会っていなかった旧友と一瞬で時を遡れるように、初めて出会うあなたとカムカムミニキーナを通じて一瞬で分かりあえると信じています。
そんな経験をした事が僕はあるし、皆さんもあるのではないでしょうか?

さて、これからどうなるのか?
来年はどんな年なのか?
僕には分かりません…。

僕はバカのふりをして、逞しく、鈍感に、狭い世界の向こう側を信じて、楽しく生きていきます。
皆様の世界も楽しくありますように。

またどこかでお会いしましょう。
その時は笑顔で!!

ありがとうございました!!!!!!!

山崎樹範

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やましげ○○ぼっち Vol.156

2020/11/10 | 山崎 樹範 | やましげ○○ぼっち

1ヶ月のご無沙汰です。山崎樹範です。やましげです。
すっかり寒くなりまして体調を崩している方もいらっしゃるのではないでしょうか?
くれぐれもご自愛下さいませ。

カムカムミニキーナ旗揚げ30周年公演「燦々七銃士」の下北沢スズナリ公演が終わりました。
ご来場頂いたお客様、そして配信でご覧頂いたお客様本当にありがとうございました。
私ももちろん劇場で観ました。
手前味噌になりますが面白かったですねー!
カムカム独特のスケールの大きな話を、スズナリをこれでもかというほど最大限に大きく使い、そして小道具を駆使し表現しておりました。
松村武演出の醍醐味を感じました。
そして役者陣も素晴らしかった。
客演さん達の力も大きいが、個人的には劇団員の芝居に胸をうたれた。
大きな役割を与えられた者も、恐らく誰よりも忙しく働きながら舞台を支え続けている者も、皆が素晴らしかった。
一介の役者である僕が思う良い舞台は誰1人サボらない舞台である。
当たり前すぎて何を今更と思われるかもしれませんが、舞台は主役1人で出来るものではありません。
台詞を言っている役者だけで成立するものでもありません。
物語やその熱量は舞台上にいる全ての役者が作ります。
カムカムの劇団員はサボらない!
同じ舞台を作る仲間としてとても心強く思いました。
本当なら終演後に1人1人声をかけたかったですがそうもいかず、かといって1人1人に連絡するほどベタベタした関係でもない。
なのでこの場を借りている訳です。

さて、話は変わって先日浅草に芝居を観に行きました。浅草花やしき内にある花劇場。
以前も書きましたが浅草は子供の頃からよく行きました。
父親に連れられて場外馬券場。友達と花やしき、大きくなってからは叔母が営むスナック。
しかし一度も足を運んだ事がなかった憧れの場所についに行く事が叶ったのです。
地元足立区のスーパースター、世界の北野ことビートたけしさんが浅草のストリップ劇場で修行中に通ったお店です。
たけしさんが歌う名曲「浅草キッド」の歌詞にも登場するお店。

『お前と会った仲見世の  煮込みしかないくじら屋で  夢を語ったチューハイの  泡にはじけた約束は…』

まさにそのくじら屋で煮込みを食べながらチューハイを飲みました。
くじらの刺身も頂きました。
煮込みはとても染みていて、チューハイは想像していたよりもキツくなく優しい味で、くじらの刺身は癖もなくまた食べにこようと思うほど美味しかった。
ついに夢が現実になった嬉しさとほんの少しの侘しさを抱え帰路に着きました。

何度も何度も読み返した小説、僕のバイブル「浅草キッド」の主人公のような気持ちで浅草をぶらりと歩き、、、
とはいかず若者でごった返す街をすり抜け、隣には伴侶がいる。
キッドと呼ぶにはあまりにも歳を取りすぎた僕の20年以上想い続けた夢は銀座線が揺れる度にチューハイの泡とともに少しずつはじけたのでした。
新橋、赤坂見附、青山一丁目、表参道。
いつの間にか聞き慣れた都会の地名を聞くたびに現実に引き戻されるのです。
夢から覚めた僕は家に帰り、なんとなく避けていた次の仕事の台本を開くのでした。

そして、数ページ読んだところでいつの間にか眠りに落ちていたのでした。
やはり僕はいまだ夢見る子供なのでしょうか。

お知らせですが、長いこと続けてきたこの「やましげ◯◯ぼっち」は劇団ホームページリニューアルに伴い、来月をもって終演となります。
長い時間お付き合い頂きありがとうございました。
また来月お会いしましょう!

山崎樹範

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やましげ○○ぼっち Vol.155

2020/10/10 | 山崎 樹範 | やましげ○○ぼっち

山崎樹範です。やましげです。
今回は出ませんがカムカムミニキーナは絶賛稽古中です。

そういえばカムカムがついにYouTubeを始めましたね。
これをお読みの皆様は流石にご存知だと思いますが、是非チャンネル登録お願い致します。(←初めて言った)
観ていただければ分かりますが劇団員の亀岡さんの能力がフルに発揮されています。

YouTubeはよく観ます。
寝るときは必ずと言ってよいほどです。
今回のゲストである清水宏さんのYouTubeはほぼ欠かさずに観ています。
僕の携帯の中で毎晩パワフルに喋る清水さん!
今は稽古の後に帰ってからやっているのです。
あの疲れるカムカムの稽古の後にこれをやっているのかと観ながら恐ろしくなります。
たまに動画の中で「今日の稽古は疲れた」という発言があるとホッとします。
僕も体力には自信がある方でしたが、清水さんと比べると原付と日野の2トンくらい馬力が違います。
携帯の中のパワースポットくらいのエネルギーを感じるので、まだの方は是非ご覧下さい。
チャンネル登録もお願い致します。(←人生で2度目)

僕はコロナ自粛中に症状が出始めた、四十肩改め五十肩の治療に勤しんでおります。
ズバリ鍼治療です!
腕や肩や背中にズブズブ刺していきます。
最初は怖かったです。
患部にビシッと刺さった時の痛みは尋常じゃありません。
叩く、つねるとは全く違う初めての痛みです。
なので上手く説明出来ないのですが、筋肉を直接針でぶっ刺されるような痛みです。
全く痛みを感じないパターンの鍼もあるので、いつくるか分からない恐怖も伴います。
しかし最近はそれにも慣れてきたので、どこかで「来い!」と念じている自分もいます。
人は痛みにすら慣れる生き物なんですね。
徐々にですが腕の可動域も増え、改善されつつあります。
前は手をつく、物を置く動作や尻ポケットに入れた携帯を取る動作すら痛くて出来なかったのが、日常生活では困らないようにまでなってきました。
今思えばよく上がらない腕でカムカムの舞台をやったなと思います。
DVDが発売されたら「猿女のリレー」をよく観てください。
僕は一度も左腕を肩より高く上げていませんから。
なんせ上がらないんだから!

上がらない話の後は上がる話です。
歳を取ると平熱って上がるんですかね?
最近まで1ヶ月間、毎日、朝昼晩と検温をしていました。コロナ自粛以降出掛ける前に検温はしていましたが、流石に朝昼晩の検温を1ヶ月続けたのは初めてです。
おかげさまで体調は良好で今年は風邪もひいておりません。
検温生活で気付いたのは若い頃より平熱が0.1℃上がっているという事です。
人間は常に体温が一定に保たれる素晴らしい機能を備えているのですが、それも歳と共に多少バグってくるのですかね?
それとも世に言うアレが始まっているのでしょうか?

歳をとるという事は日々衰えと向き合う事なんだと痛感せずにはいられません。
こうして身体の話がどんどん増えてくるのも老いの証明な訳ですしね。

そういや長い時間寝られなくなってきたな。
以前は12時間くらい平気で寝てたのに。
いかんいかん!
きりがないので終わります!!

急に寒くなってきたので皆様くれぐれもご自愛下さいませ。
今月末は下北沢スズナリ集合ですね。

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