カムカムWEB会員専用ページTOP > やましげ○○ぼっち

やましげ○○ぼっち Vol.103

2016/06/10 | 山崎 樹範 | やましげ○○ぼっち

梅雨入りしました
ジメジメしましょう
ビニール傘を忘れましょう

なんか1ヶ月くらいダラダラしてたら6月は急に忙しくなって何本もドラマやバラエティやら抱えてます
2ヶ月で割ればちょうど良い仕事量なんだろうけど、どっちかに偏る
そうゆうもんです

秋に公開になる映画の情報が解禁になりました
「幸福のアリバイ」
監督はあの陣内孝則さんです
5本のオムニバス作品の内、2本に出演させてもらいます
陣内さんとは何年か前にドラマで共演させていただき、その後二時間ドラマの相手役に呼んでいただいたりしました

陣内さんとはたまたま家が近かったので帰りに車に乗せてもらい送っていただいたりもしました
何度も何度も!
時には陣内さんが先に終わっても待っててくれて「一緒に帰ろうー!」と言ってくれました
本当に優しい方です
最終的に「朝迎えに行こうか?」と言い出したので、さすがに断りました
もはや優しいを通り越して彼女のようでした

そんな事もあってか、映画の配役を誰にしようか考えた時に僕の事が頭に浮かんだと言っていました
近所だった事が幸いしました
そんな仕事の決まり方もあるのです
不思議な縁です

記憶のどこかに山崎樹範という人間がいて初めて仕事をもらえます
全く仕事をしていない時は、まずインプットしてもらうまでが本当に大変なのです
極論を言えばどの役も誰がやっても良いのです
誰がやっても良い役をこの役を山崎に頼もうと思ってもらえるかがまず最初の勝負
そして現場でやっぱり山崎で良かった、また何かあったら頼もうと思ってもらえるかが次の勝負

あの人に頼んだが断られた、この人に頼んだがスケジュールで無理だったと僕に転がり込んできた仕事だって沢山あります
そこでも結果的には山崎に頼んで良かったと思ってもらえる仕事をする

結局どの仕事も常にオーディションを受けているようなものです
こんな事を繰り返して10数年が経ちました

もちろん次に繋がらなかった仕事も山程あります
いまだに一喜一憂しています
僕はこれを死ぬまで繰り返して生きていくのです
そしてこれは僕ら俳優だけではなく、どんなお仕事の方もそうだと思います
皆、懸命に生きている

一生って考えると気が遠くなって嫌になるので、本来の言葉通り

「一所懸命」

まずは目の前の事だけ懸命にやりたいと思います
明日の事は明日考える
明後日の方向見てるとバカみたい
今日を生き抜きましょう
ともに頑張りましょう
今を共有しましょう
あなたがこれを読んでいる瞬間、僕もどこかで呼吸をしています
僕らはこの瞬間、同じ時間を生きている

やましげ○○ぼっち Vol.103 はコメントを受け付けていません

COPYRIGHT(C) 2012 COMECOME MINIKI-NA OFFICE All Right Reserved.