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やましげ○○ぼっち Vol.145

2019/12/10 | 山崎 樹範 | やましげ○○ぼっち

師走です。
今年を振り返ったり、一文字で表したり、プレゼントを選んだり、大掃除をしたり…、さぞや忙しいと思います。
皆様如何お過ごしですか?
わりとのんびりしている私は山崎樹範、やましげです。
先日、友人に子供が産まれたので会いに行ってきました。
夫婦共に長い付き合いの二人。長い友人時代を経て、交際し、結婚し、子宝に恵まれました。
可愛い可愛い女の子!
出会った頃はまだ二十歳そこそこだった奥様はすっかりお母さんの顔になってました。
赤ちゃんはどれだけ見てても飽きません。見てるだけで笑顔になっちゃう。
そして、いつの間にか大きくなった時の事を想像してしまうのです。
ああ、いつか反抗期をむかえるのだろうな。
ああ、いつかギャルメイクをするんだろうな。
ああ、いつか嫁にいくんだろうな。
自分の娘でもないのにこの有り様です。

ああ、可愛いかったなぁ。
お小遣いあげちゃうんだろうなぁ。
周りの友達達も会いに行ってます。
総出で可愛がる流れが出来上がっています。
そこでまた考えました。
誰かちゃんと厳しく接する大人もいなければいけません。
宿題はやらないとダメだ!
中学生でメイクはまだ早い!
定職のない男と結婚なんて認めない!
私は可愛いがりたいので出来れば違う人にその役割はやってもらいたい。
でもみんな嫌がると思うのでその時はやむを得ない。私がやるしかありません。
嫌われるかもしれないが仕方がない。
それが私の役割です。
たまにしか会わない鬱陶しいおじさん。
そんな事を考えていたら悲しくなりました。

子は宝です。
友達の子供に限らず、世界中の子供達が笑顔でいる為なら税金も募金も喜んで出します。
赤ちゃんを眺めながら、こんな幸せな時間が永遠に続けば良いなと思いました。
長々とお邪魔した家を出て、駅に行くと役者の大先輩がいたのでご挨拶をしました。
すでに赤ら顔の先輩は言いました。

「おう。これから飲みに行くんだよ!」

きっと昼から飲んでて、これから街に繰り出すんだな。
ああ、こんな人生も良いなと心から思いました。

なんだか分からないけど、しばらく歩いて帰ろうと思いました。
寒かったけど心は温かく、歩いているうちに体も暖かくなりました。

おしまい

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