カムカムWEB会員専用ページTOP > やましげ○○ぼっち

やましげ○○ぼっち Vol.73

2013/12/10 | 山崎 樹範 | やましげ○○ぼっち

カムカムミニキーナの山崎樹範です
やましげです
クママーク無事に全日程終了いたしました
ありがとうございました
急坂の舞台
今も膝と足首に爪痕が残っています
いててー
五年ぶりの劇団公演
稽古に入る前は不安も沢山ありました
今年はカムカム含め四本舞台をやりました
今年は常にカムカムに出る事を意識して舞台に挑みました
一月は初めての座長公演もやらせてもらいました
今まで以上の責任感はとても勉強になりました
膨大なセリフ量の二人芝居もやりました
どの芝居もどうしたらもっと良い芝居になるか努力を怠らないようにしたつもりです

自分のホームグラウンドであるカムカムミニキーナはやはり一番厳しい場所でした
松村武の台本は難しい
その世界を体現する事は至難のワザです
なんとか皆の足を引っ張らないように必死についていった二ヶ月でした
ワガママ放題五年も休んでいた僕を快く迎え入れてくれた劇団員達には感謝の気持ちしかありません
先輩には生意気な事も沢山言わせてもらいました
後輩には辛辣な事も沢山言いました
どちらもお酒の力を借りました
たちの悪い人間だったと思います
申し訳ありませんでした

五年ぶりに出て思ったのは松村さんの作る舞台に凄みが増した事
プリさんは以前にも増して力強く、一緒に舞台上にいて安心感が半端ない事
レミや恭子や洋子ぎとんでもなく成長していた事
良い新人が入った事
亀が劇団の中で欠かす事の出来ない繋ぎになっていた事
栄ちゃんは松村さんに愛されている事
等々です

本番中こんな事がありました
僕とプリさんと靖子の三人のシーン
僕が弓で矢を飛ばすくだりで矢が客席に落ちてしまいました
芝居しながらも
あーやべぇ、落っこちちゃったぁ!
と思いましたが、同時にこうも考えていました
プリさんが絶対に何とかしてくれるだろうなぁ
案の定プリさんは何とかしてくれました
お客さんに「取って」で解決です

同じく僕とプリさんのシーンでの事

舞台上に小道具の布が落ちていました
直前に僕が蜂に襲われる時に巻き付けられた蜂の巣柄の布
やばい!さっき落としちゃったんだ!と思い、何とか拾えないかなとタイミングを探りました
しかし、いかんせん布は舞台の前方
僕は後ろにいて、しかもプリさんに追いかけられて逃げながらハケなければならない
しかしプリさんが一歩足を踏み出した瞬間に全てが解決いたしました
プリさんも気付いていてその布を拾ってくれると、「その一歩」で分かったのです
あと僕のやる事はいつもより遠回りで僕を捕まえにくるプリさんに合わせて動きを増やして間を埋める事
以心伝心
本当にプリさんには助けられました

自分のいる劇団に対してこんな事言うのも恥ずかしいですが、カムカムミニキーナは凄いと思います
凄い演劇をやっていると思います
カムカムミニキーナにしか出来ない世界を純粋に表現しようとしてきた劇団員達の力が結実した
不器用な人ばかりですが、愚直に真摯に演劇に向き合ってきたからこそだと思います
劇団員は皆、頼もしい共演者でした

今年ももう終わりが近づいてきました
年内最後のまるまるぼっちなので、何となく総括のようなものを書きます
この一年間芝居して、僕はまだまだ良い役者になれると思えました

今年も一年ありがとうございました
来年もよろしくお願いいたします


やましげ○○ぼっち Vol.73 はコメントを受け付けていません

COPYRIGHT(C) 2012 COMECOME MINIKI-NA OFFICE All Right Reserved.