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やましげ○○ぼっち Vol.81

2014/08/10 | 山崎 樹範 | やましげ○○ぼっち

140810

暑い暑い熱い!
夏真っ盛りのやましげです
皆様、熱中症には充分お気をつけくださいませ

最近久しぶりにサッカーをした
真夏の太陽の下、汗を流してがむしゃらにボールを追いかける
とても楽しい
いや、嘘だ
本当はとんでもなくしんどい
真剣に全力疾走するのは何年ぶりだろうか?
こんなにも自分の体が衰えたのかと愕然とした
体が悲鳴をあげるとはこの事か!?
たった10分でフラフラになる
グランドは2時間おさえてあるらしい
目の前が真っ暗になった
その日は集まりが悪く僕が参加したチームは12人しか集まらなかった
サッカーは11人でやるスポーツである
つまり交代要員は1人
僕は休みたい
ほぼほぼ休みたい
しかし知らない人も沢山いるチームにお邪魔させていただいている身だ
ワガママは言えない
ましてや僕より年上の人もいるのだ

でも、その人はサッカーが上手い
おそらく経験者だ
ちなみに僕は体育でしかサッカーをした事がない
相手チームには元Jリーガーがいたり元学生選抜がいたり本気の人が多い
足も速いし、体力もあるし、何よりサッカーが上手い
重ねて言うが僕は素人なのだ
試合は15分やって5分休憩を繰り返す
それを6本でトータル90分
本物のサッカーの試合と変わらないのだ
真夏の炎天下である
今回のワールドカップで初めて給水タイムを設けた
世界のトップクラスの選手でも水分補給をしないともたない
後半で足をつる選手が沢山いた事を覚えている人も多いだろう
くどいようだが僕はサッカー未経験の北半球の人間である
南半球の人間と比べたら格段に太陽に弱い
そんな人間に10年以上ぶりのフルコートのサッカーでフル出場なんて無理だ
自殺行為である

僕は決めた
ワガママになろうと
サッカーで戦うのと同時に自分の命を守る戦いがある
それこそが「絶対に負けられない戦い」なのだ!!
最初の1本が終わった所で、僕は次は休む事を告げた
役者力を発揮して息も絶え絶えに告げた
「はぁはぁはぁ、次、はぁはぁ、休ませて、はぁ、ください、はぁはぁはぁ、フルコートきついっすねぇ、はぁはぁ」
実際本当に疲れているのだが、荒れた呼吸を3割増しで表現した
2本目を休憩し3本目が始まる
さすがに立て続けに休憩は出来ない
交代要員は1人
皆も疲れている
終わった時に体力ゲージは0になっていた
残りは3本
新たな作戦を考えねばならない
僕はポジションを左のサイドバックに変えてもらった
そこが一番ベンチから近いのである
すぐそばに休んでいる人がいる
4本目もスタメン
休んでいるのは役者の後輩
イケる!と思った
半分過ぎたあたりで先輩風を偏西風ばりに吹かし言った
「わりぃ、変わって!」
もちろんノーはない
休憩確保
5本目
休んでいたので当然スタメン
しかし天は僕を見放さない
休んでいるのは知り合い
半分過ぎた所で先程より少しだけ丁寧に交代をお願いした
6本目は誰も変わってくれなかった
チームメートの冷ややかな視線にさらされながら帰った
暑かったがスポーツで汗を流すのはとても気持ちよかった
また行きたいと思う
受け入れてくれるのならば…


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