秋の気配も次第に濃くなり、穏やかな好季節となってきました。皆様お変わりございませんか。
突然ですが、皆様、『大入袋』ってご存知でしょうか?
演劇に関わる僕らにとっては、すごく馴染みのある、聞き慣れた言葉なのですが
『大入袋』って何?という方のほうが多いのではないでしょうか。
『大入袋』とは——–
大入袋とは、興行において「大入り」の場合に関係者に配られる袋。
大相撲・寄席・歌舞伎(演劇)などで客が多く入った際に祝儀として配られるもので、
袋の中身は現金で「御縁」が多くあるようにということは五円玉1枚などが多く見られる。中身は使い、袋は折り曲げたりすることなく縁起物として楽屋や自宅などに飾ったのちに、新たな大入りを祈って燃やすのだという。
wikipedia参照、抜粋————-
ちょっと堅苦しいのでわかりやすく言いますと、演劇界では
舞台の公演などで、お客様が沢山来てくれたことを祝って、関係者に配られるお祝い袋のことを大入袋と言います。
記者KOHも色んな現場に関わって参りましたが、ほとんどの場合が千秋楽の打ち上げの飲みの席で、出演者、脚本、演出、スタッフさん1人1人に、ねぎらいの言葉と共に5円玉、50円玉、500円玉のいずれかの入った大入袋を配っていく ということが多いです。
この大入袋、頂いてからは、中身のお金は普通に使って袋を記念にとっておいたり、
お金ごと縁起物として袋と一緒にとっておいたり
と人によって様々かとは思うのですが、
今回大入袋の意味を調べてみて、
僕自身も初めて知ったことも幾つか。
もともとは頂いたら燃やすものということ。
そしてこの大入袋、発祥は諸説あるそうですが、はっきりとしたことは定かではないということ。
身近にあるものって、なかなか当たり前だったりすることで詳しいことを実は知らなかった、なんてことがありますよね。
僕にとっても大入袋は演劇界に携わって、当たり前のものだと思っていて実はあまりわかっておりませんでした。
無知や思い込みって、怖いです!
なぜ今回大入袋の話をしたのかと言いますと、実は今回、王子の取材を後輩に頼んで『國語元年』の現場に行って、写真を撮ってきてもらいました。
『國語元年』の楽屋、王子の鏡前にてのお写真。
こちらに王子と共に写っている、鏡に貼られた大入袋。
あれ?なぜ千秋楽を終えていないのに大入袋が…?
しかも幾つもあるぞ…?
毎ステージごとに?その日ごとに?それとも何かの決まったタイミングごとに?こまつ座さんの独特の方式なのかな?
なんて疑問が数々。
やっぱりまだまだ知らないことが!
気になります!
これは王子に確かめに参らねば!!
というこで、
『國語元年』
まだご観劇されてない方!
明後日水曜日までですよ!
まだ間に合います☆
僕は先週行くつもりだったのですが、なんだかんだで千秋楽にずれ込んでしまいました^^;
楽しみです♪
皆様もお見逃しなく(^-^)/
http://www.komatsuza.co.jp/program/index.html#194
鏡に貼られた大入袋の謎は近日公開!
それでは!
【~記者KOH~】