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やしマンデー12月28日

こんにちは

こんばんは

今週は、、、、
やしマンデー、ついに最終回です!

このやしマンデー、なんと
2008年から毎週月曜に更新し続け
12年間も続けることができました♪

読んでくれる皆さまが
楽しみに待っていてくれたから
続けていけることができました。

さて、今回は、
この12年間を振り返ろうスペシャルを
インタビュー形式で
お送りしたいと思います!!!

ではどうぞ~

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記念M(以下M):今回で最終回。今日は過去のやしマンデーの写真を見ながら12年の思い出を振り返っていこうと思います。よろしくお願いします!

八嶋智人(以下Y):はーい!よろしくお願い!

《2008年》
M:ではまずこちら。記念すべき第一回目のやしマンデー。なんと2008年の元旦に始まってました!この写真。

Y:へー!正月から始まってるんや。
M:やしマンデーが始まるきっかけとか覚えてます?
Y:全く覚えてないです!(笑)でもファンの方に向けて八嶋のコーナーページを作ろうってなって、じゃあフラ●デーのように記者が突撃してくる感じで取材をするってコンセプトだったんじゃないかなあ。

M:ふむふむ、そんなスタートだったとは。今となっては少しコンセプトからズレてますね(笑)

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《2009年》
M:続いてはこの写真!覚えてますか?

Y:あー!「アザラシ」の稽古場!なつかしい。このジャージはね、「ワンダフルライフ(2004年/フジテレビジョン系作品)」の中で衣装で着ていたものを終わった時に衣装さんにいりますか?って言われて貰ったやつ(笑)

M:へー!知らなかった。じゃあDVDとかで見返したら着てるんですね。ちなみに2枚目の写真は栄さん(劇団員栄治郎)にダメ出ししてるところですか?

Y:そやね。この「アザラシ」って作品は本当に大変な作品だった。
最初にもらう台本が全部ト書きなんです。で、そのト書きの情景などをひたすらムーブメントで創って、そこにエチュードで芝居を付け足していく。それを座長の松村が文字に起こしてようやく台詞が固まっていくの。エチュードで言った言葉だからいざ文字になると全然覚えられないんですよ(笑)

M:今のカムカムミニキーナでは考えられない作り方ですね…。

Y:で、最後の最後にカメ(劇団員亀岡孝洋)の長台詞を本番直前に渡されて、テンパってるし同時進行でシーンも作らないといけないし周りの役者にやいのやいの言われて、最終的に稽古場で「こんなのできませんよ!!!」ってブチギレた記憶があります(笑)そのくらいみんな大変で、栄治郎にもダメ出ししてるところ撮られたんやろな。

M:あんな温厚なカメさんがキレるなんて。。。そんなエピソード聞いた後にその長台詞シーンDVDで見返してみます(笑)

Y:ちなみにこの公演は石原さとみちゃんが観に来てくれた記憶があるなぁ。またいつか旦那さんとカムカムミニキーナ観に来て欲しいです!!

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《2010年》
M:続いては、こちら。今年で11年目を迎える奈良の草芝居、ナ・Liveのプレ公演に八嶋さんが行った時の記事です。

Y:おぉ!懐かしい。奈良のもちいどの商店街の中にあった旧印刷工場をみんなの手でもいち堂という劇場にするところから始まったんだよね。
今は無くなってしまった劇場だけど、公演をする前からお邪魔したりしてたなぁ。
この写真と色紙は今でも部屋に飾ってます。

M:へー!それは宝物ですね。

Y:ナ・Liveの皆さんは自分自身が演劇をやる上での初心に還らせてくれる。「舞台に立つとこってこんなに楽しいんだ!」って気持ちを教えてくれるんです。松村とナ・Liveの皆さんが一生懸命作った場所にカムカムミニキーナもお邪魔させて貰ったりもしたよね。

M:はい、もいち堂でカムカムミニキーナの過去にやっていたサラウンドシリーズ作品を上演させて貰ったのはとてもありがたく、いい思い出です。

Y:11年も続けて来れたのも本当に凄いことだしこれからもずっと続いてほしいなぁ。

M:そうですね!読者の皆さんもナ・LiveさんのTwitter(https://twitter.com/nalive_now?s=21)とブログ(http://blog.livedoor.jp/nalive/)もチェックしてみてほしいです。

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《2011年》
M:さて、続いては。こちら!「かざかみパンチ」の大阪公演のプライベート写真です。

Y:おお![洋食の店 もなみ]さん。ここは大阪公演に行くと毎回みんなでお邪魔してたね。美味しくて量も多い!

M:本当に!全部が美味しい。でも出てくる量がとんでもなく多いんですよね(笑)

Y:うちの劇団員は、女子が本当によく食べて男子が不甲斐ないんだよな〜。男子が食べきれなかった分を洋子(劇団員長谷部洋子)とか恭子(制作劇団員佐藤恭子)が食べてあげて次の日結局気分が悪い…みたいな事がよくあった。

M:(笑)たしかに。私もこんなにお腹がはち切れそうになるくらいたくさんのご馳走が食べられて天国でした。

Y:ちなみにこの「かざかみパンチ」という作品には、僕が中学生の頃演劇にハマって演劇を目指すきっかけとなった南河内万歳一座(http://banzai-ichiza.com/)中心メンバーの河野洋一郎さんに客演として出て頂いたんだよね。俺も松村も憧れの人だったからすごく嬉しかった。
そして、同年に起こった3.11のこともあって松村はもちろん僕にとってもすごく思い入れのある作品です。
ちなみに今稽古中の「お染与太郎珍道中」で共演する渡辺えりさんが観に来てくれて『八嶋智人が役者として本当に素晴らしい。』といってくれたのがこの作品だった。

M:いろんな想いが詰まった作品だったんですね。

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《2012年》
M:さあ、2012年はこちら。

Y:『トリビアの泉(2002~2006/フジテレビ系)』が10周年の年の元旦スペシャルの写真だね。
ここ最近テレビなどでよく高橋克実さんとトリビアの泉コンビみたいな感じで出る事があるんだけど、最近の若い人知らないんだよね。

M:えー!伝説の番組なのに、知らない方もいる時代になったんですね。。。

Y:そうですね、この間克実さんともちょうど『本当にいい番組だったよね。』って話していたところです。

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《2013年》
M:続いてはこちらです。ドラマ『Dinner(2013年/フジテレビ系)の写真。

Y:このドラマ、実は前年に上演したカムカムミニキーナ「ひーるべる(2012)」の本番中に僕が本番中にアキレス腱を痛めてしまって。そのあともセットがガタンとなった時があって、そこでアキレス腱が2/3ほど断裂してしまったんです。

M:えー!2/3も断裂。。。よく本番できましたね。

Y:本番中に起こったアクシデントだったんだけど、袖で松村が咄嗟に自分の足首にしていたサポートをベリっ!と剥がして『これで乗り切れ。』って渡してくれたんだよね。

M:おお、さすが松村座長…!

Y:で、そんな怪我を治しながらこのドラマの撮影に入るわけなんだけど、取り外し可能なギプスをして、その上から靴下を履いて今見たら不自然なくらい大きな靴を履いて撮影してたんだよね。

M:当時見てたのに気が付かなかったです。。。

Y:そのドラマの後に舞台『レミング』でも共演する松重豊先輩が、病院を紹介してくれたり大きな靴で撮影するのが恥ずかしくてカメラを回す時にはギプスを撮って臨もうとする僕に「レミングでちゃんとお前と共演したいから。今は恥ずかしいだろうけどギプスしたまま大きい靴で撮影しなさい。」って言ってくれて現場のスタッフさんにも「靴が大きいけど気にしないでくれ!」って頼んでくれたんです。そのおかげでしっかりと治す事ができて後遺症も残らず舞台『レミング』をする事ができました。

M:松村さんといい、松重さんといい、演劇界の先輩方かっこいいですね…!

Y:レミングの舞台も、本当にすごい世界だったからぜひ劇団員に観てもらいたいと思ってみんなを誘ったよね。

M:行きました、行きました!当時カムカムミニキーナの『熊の親切(2013年)』の稽古をしてたんですがみんなで稽古早く切り上げて大勢で押しかけましたね。本当に素晴らしかったです。また映像で観たいなぁ。

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《2014年》
M:さあ2014年に入ります。
この年はこの写真!!カメさんとのドラマ初共演!

Y:おー!懐かしい。このドラマ、カムカムミニキーナの劇団員同士だからっていうキャスティングではなくて本当にたまたま台本見てたら「亀岡孝洋…?え?カメ?』って感じで共演が決まったてんだよね。

M:えー!そんな偶然あるんですね!!

Y:びっくりした(笑)で、同じ劇団の仲間ってことを知ったプロデューサーの人が面白がってくれて絡みのあるシーンに変えてくれたの。カメはNG出してたけどね。

M:カメさんらしいですね(笑)

Y:そのプロデューサーさんそのあと俺にオファー全然してくれないのにカメを気に入ってそのあと何作品かにカメを使ってるんだよな!!くそー!

M:すごいカメさん(笑)!ドラマの現場で劇団員同士が仕事するってなかなか無いからまたいつか誰かが共演できるといいなあ。

Y:本当だね。今度やる朝ドラのカムカムエブリバディも名前似てるしカムカムミニキーナから誰か出てほしいよね(笑)

M:本当に!!オファーお待ちしてます!(笑)

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《2015年》
M:さあ2015年に行きましょう。この年はなんと言ってもこれ!カムカムミニキーナ25周年記念公演『スワン・ダイブ』ですね。

Y:そうだね。25周年だし、カムカムミニキーナ初の本多劇場進出作品だし、明星真由美さんや村岡希美さんといった僕と同級生の女優さんも出てくれて、カムカムミニキーナで昔はやっていたけど最近はやっていない旗揚げメンバー3人(松村武・吉田晋一・八嶋智人)でアドリブシーンがあったりと、すごく楽しい思い出が多い作品だったな。

M:本当に、豪華な公演でしたね。

Y:そういえば、客演してくれたしゃけちゃん(さけもとあきらさん)が稽古場で毎日手料理(通称:しゃけ飯)を何品も作ってくれて夕方になるとみんなで列を作って給食みたい配膳してご飯食べてたよね。

M:そうでしたね!毎日劇団員の体を思って違うメニューをたくさん作ってくれてました。ご飯代はカンパ制だったのもすごかったですね。

Y:ありがたかったよね。しかもしゃけちゃんは、この公演で訪れた松村の故郷の奈良県大和郡山市が大好きになって、移り住んでしまったからね(笑)いまも本拠地は大和郡山市なんです。

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《2016年》
M:さて、続きましてはこちら。劇団員の栄治郎と福久聡吾と元劇団員の菊川くんがなんと国立劇場に立ったんですよね!

Y:そうやそうや!観にいったなぁ。この3人は俺の知り合いの方の流れで『芝居部分が欲しい』って事で紹介したんだけど、いざ本番見に行ったら全席自由席でさ。

M:そうでしたね!私は花道沿いの席に座りましたよ。

Y:俺行ったら最前列しか空いてなくてさ。仕方なく最前列に座ったの。でいざ開演したら、聡吾は本当に芝居も動きも綺麗で舞台向いてるなあって思って感心してたのよ。そしたら目の前に栄治郎が来て…俺を見つけたんだろうなアイツ。
めちゃくちゃ目がキョロキョロしてるし初見の俺ですらわかるくらい立ち位置全然違う所にいてさあ!

M:あーあ(笑)

Y:俺は楽屋に行って怒りました(笑)その時の栄治郎の反省してるポーズの写真だね。

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《2017年》
M:2017年に行きましょう。今となってはカムカムミニキーナも大変お世話になっている浅草九劇さんの柿落とし公演『新しいエクスプロージョン』の写真です!

Y:人生で初めての柿落とし公演!劇場の楽屋のところに外に出れるバルコニーがあるんだけどそこから餅まきもさせて貰いました。
そして作演出の福原充則くんが岸田國士戯曲賞を受賞したんだよね。

M:柿落とし公演に、岸田國士戯曲賞と、おめでたいづくしの公演でしたね!私も見に行きましたが本当に面白かったです。

Y:そのこともあって、浅草九劇さんと御縁ができてカムカムミニキーナの『偽顔虫47(2018)』でも劇場を使わせてもらったり、今年からは公演の生配信も担当してくれて、本当にありがたいです。

M:劇場そのものもとっても素敵だし、配信技術が本当にすごい!これからもよろしくお願いします。

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《2018年》
M:さあ、2018年に行きましょう。この年は我らが八嶋智人が劇団の物販隊長になった年です。

Y:今までのカムカムの歴史でいろんな人が入れ替わり立ち替わり物販班になったもんね。

M:私もその1人です。

Y:僕が隊長になったからには今までのグッズとは違うものを、そして特にこのコロナが流行ってるご時世で劇団のありがたい収入源であるグッズをお客様に買っていただく以上いいものを作るべく、物販チームはかなりの回数打合せをして試行錯誤してます!

M:本当に、八嶋さんが隊長になってから可愛くて使いやすいグッズが増えたと思います。

Y:そして、なにより考えたりするのが楽しいんだよね!この写真の公演「蝶つがい」でも俺以外の物販メンバーが『え〜…』って言ってたビニール傘を作ってあっという間に売り切れたんだよ!やっぱり作ってよかったじゃん!って(笑)

M:ほんとにあっという間でしたよね(笑)劇団員の手元にも回らなかったレアな商品です。私も欲しかったなぁ。

Y:来年のカムカムグッズも今考え中で、かなり面白いラインナップになると思うのでおたのしみに〜!!!

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《2019年》
M:いよいよ2019年です!
2019年は三谷歌舞伎への出演、そして劇団かもめんたるへの出演と、はじめての経験がたくさんある年だったように思います。

Y:本当にこう言う初めてづくしの年って何年かに一回あるもんなんだよね。いろんな御縁がつながって巡ってくる。歌舞伎なんてイレギュラーだからね。俺が出るなんて!しかも歌舞伎座で演るってことは、歌舞伎座の演目になるってことだからいつかもしかしたら俺の役を誰かがまた演るってことになるかもしれないわけ。凄いことだよね。

M:そうなんですね…知らなかった。それは凄いです!初めての歌舞伎の世界、めちゃくちゃ緊張したんじゃないですか??

Y:初めての本読みに行った時に知らない歌舞伎関係者の方々がズラーーーーっと並んでて。挨拶に次ぐ挨拶って感じで。もちろん俺のことなんか知らない人たちも沢山いるわけで。そんなときに思うねん、『カムカムミニキーナみたいに演ったれ!』って。どぅわーーーって台詞言って。絶対にウケる!って思って台詞言って。…キョトンとされましたよ。

M:(笑)

Y:初めて稽古場での立ち稽古でも(当たり前だけど)台本は持たずに立って。目の前に新人の歌舞伎の子が正座で観てるわけよ。だからやっぱりうぁーー!って演じてみるのよ。で、どやっ!ってその子見たら…やっぱりキョトーーーン。シーーーン。

M:きゃー(笑)その状況は震えます…。

Y:でも俺は絶対にウケるって思ってたから。で、いざ本番。僕が出て台詞喋った瞬間、どっかーーーん!ってウケて。もう歌舞伎が揺れるくらい。そら見たことか!ってなったよ。

M:おぉ、さすがです!!!

Y:三谷さんも、三谷さんの演出助手的な感じも担ってた僕も全部が初めてのこと尽くしで本当に大変だったし疲れたけどいい経験ができました。

M:劇団かもめんたるでの思い出はどんなものがありますか?

Y:う大さんは本当に才能があると思っていて、岸田國士戯曲賞の候補にも選ばれて、きっと近い将来受賞されるんだろうと僕は思ってる。若い才能のある人たちと一緒に作品を作れたことは本当に嬉しかった。

M:そういえば、わたしがかもめんたる観に行った回に終演後ご飯連れて行って頂いたときに歌舞伎で共演されていた坂東 彌十郎さんが同じ回観に来てらして我々のいる居酒屋に来てくださいましたよね!

Y:そうだったね!たぶん彌十郎さん、あんな居酒屋行ったことないんじゃないかな(笑)安い串屋さんのトイレの隣の席でね(笑)
俺、 彌十郎さんが昔から大好きで、その日も観に来てくれたお礼に電話したら『いま〇〇でご飯食べ終わったところだから顔出しますよ。』って言ってくれて。「そんなそんな!とんでもない店です!我々が行きます!」って言ったんだけどわざわざ来てくれてね。ありがたかったね。

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《2020年》

M:さあ、いよいよ2020年。最後に、読者の皆様へ一言お願いします。

Y:こんな30周年の年にコロナで大変な時代になり世界中が一回足踏みをする状況になってしまいましたが、そんな中でも我々カムカムミニキーナは2回も公演をする事ができたし、僕個人としても3本芝居をする事ができました。そして来年も舞台の予定がある。ありがたい事です。
演劇は不要不急と言う声も聞こえたりしますがそんな事はないって、必要なものなんだって、強く感じることが出来ました。
30周年と言うアニバーサリーイヤーではありましたがあくまで通過点。これからもカムカムミニキーナを続けて行こうという強い意志がありますのでこれからもどうぞよろしくおねがいします。
そして、第一回目のやしマンデーから12年間の記事は僕が無責任に文を書いたり写真を撮ってきたものを記事にしてまとめてコンセプトをキープし続けてくれた歴代の記者さんたちの頑張った証です。感謝しています。どうもありがとう。

M:ありがとうございました。

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はい!
というわけで12年を振り返るやしマンデー。いかがでしたでしょうか?

最後に八嶋さんからのメッセージ動画でお別れです!!!

みなさま、12年間誠にありがとうございました!
今までの記事は今後アーカイブとして残す予定ですので見られるようになったらまた改めてお知らせさせていただきます。

では、記者の劇団員未来でした!
またね!!!

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