どうも、やましげです
ただのコラムに成り下がったこのコーナー
今月も張りきってやりたいと思っています
ただ、実際に張りきっているのは他の劇団員達でございます
なぜならカムカムミニキーナ本公演「かざかみパンチ」が絶賛本番中でございますです!!
ネタバレ厳禁ですから芝居の事に触れるのはやめておきます
代わりに最近見た映画「ステキな金縛り」のオチを書きます
やめます
怒られる規模が違いすぎますので
これは常々言っている事ですが、僕は怒られたくないんです
子供が大人に怒られるのはしょうがないです
でも大人が大人に怒られるのは目も当てられない
友人が昔言いました
「本当の自由とは大人が大人に怒られない社会だ」
感動しました
至極名言だと思います
ただ彼も僕と同じようにクズ人間なのだなと思います
先日テレビでドッキリにひっかかりました
僕がCDデビューをする為にラブソングを作詞するとゆーものです
見事にひっかかった訳ですが、改めてその歌詞を全文載せたいと思います
「王様のTシャツ」
その国には永遠(とわ)を誓う魔法があるという
王様が刻んだ愛の言葉
バカ正直な二人
白黒並べ AH 笑っていたね
魔法が切れたのか SO 嘘なのか
永遠は終わり告げる
ホコリまみれ
ただの白いTシャツと君だけが部屋を出ていった
残された僕は黒いTシャツを王様に向けて投げつけた
36の夜
いかがですか?
ステキな歌でしょう?
本気も本気
チョー本気で書いた歌詞です!!
全て事実をもとにして書きました
それを生々しくならないように「とある国のお話」のようにしてファンタジーに仕上げた自信作です
…まぁ結果的にドッキリだったんで幻の歌なんですけど
普段、ブログとこのコーナーでしか文章を書かない僕にとって作詞は貴重な経験でした
そして難しさを痛感しました
改めて松村武の凄さを知りました
あの人は10代で戯曲を書きはじめて、今までどれだけの言葉に思いをのせてきたのでしょうか?
想像だに出来ません
やはり我慢出来ないので少しだけ「かざかみパンチ」の感想を書きます
松村さんの作品は昔から「難しい」の一言で形容されがちでした
確かに自分で演じていて、よく分からん事があったのも認めます
すいません
ただ松村さんは明らかに変わったと思います
色々な鎧を削ぎ落とし、生々しさが浮き彫りになりました
それは前回の自叙伝的な作品でも分かると思います
しかし今回はさらに物語として昇華され、リアルと虚構が散りばめられた世界を縦横無尽に行き来しています
なのに全く「難しい」と思わせない
違和感なく物語の世界に入る事が出来ます
リアルとか虚構とか世界観とかファンタジーとかなんだか訳わかんない気分
足し算と引き算の調和
もしかしたら演劇ってトータルプラス1かマイナス1のどちらかなんでしょうね?
なんか漠然とした言葉ばかり並べてすいません
俺が書くと嘘っぽくなっちゃうかも
松村さんに怒られそう…
ただ、松村武は明らかに変わった
次のステージに行ったと思う
あと一つ役者についてだけ書きたい
たくましく育った
嬉しいってゆーか感動
特にラスト近くの洋子とモトの台詞は涙が出そうになったよ
後輩の芝居で泣きたくないから我慢したけどね
確実にみんながそこに存在している
これは松村戯曲の当て書きの強さでしょう
さらに言えば、それは松村さんの生み出す劇空間にいつの間にか誘われている証なのでしょう
さらにもう一つ言うならば、これが劇団の強さなのでしょう
劇団員が言うのも気持ち悪いですが、カムカムミニキーナの傑作だと思います
本当に素晴らしかった
面白かったじゃありません
素晴らしかった
是非観てもらいたいです
ちなみに「ステキな金縛り」も結構面白かったよ
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