明けましておめでとうございます
山崎です
やましげです
寅年です
年男です
来月で36才です
ついに世界は2010年を迎えました
2010年と言えば確か車は空を飛んだり、身の回りの事はロボットが全部やってくれている筈だったのに、世の中はそんな風になっていません
おかしいですね
子供の頃に聞いていた話と違います
僕らはあの頃の大人に騙されたんでしょうか?
それともみんなで夢を見ていたのでしょうか?
それはそれで素敵な時代だったと思えるんですけどね
そして実際に僕は子供の頃考えてもいなかった携帯電話やパソコンの恩恵を受けている訳ですから
今の子供達は20年、30年後の未来にどんな夢を見てるんだろう?
そんな夢物語を一切聞かなくなったのは自分がオッサンだからなのか、はたまた誰も夢なんて見なくなったのか
いつか必ず未来は現在になるのです
そしてまた未来は生まれる
僕はいつまでも未来を夢見てたいなと思う子供オッサンなんですが…
さて今年はカムカムミニキーナ旗揚げ20周年でもあります
20年間一つの事をやり続けるって凄い事ですよ
僕が20年以上続けているのは人間である事くらいですから…
松村さんと八嶋さんには本当に頭が下がります
折角なのでカムカムミニキーナの20年間の歴史を僕なりに振り返りたいと思います
最初の3年間位は全く知りません!!
だってカムカムに入る前だし
正直観てもいないし…
19才の時に大学の先輩(今はピエロのゴッチ君)に誘われて初めてカムカムを観ました
タイトルは「一角接近」だったと思う(タイトル不安)
それから一年位あいて「超天然記念物モアイ像」を観た時に入団を決意(タイトル不安)
その時からとにかく松村さんと八嶋さんの絡みが面白くて、プリさんが可愛くて(後にかぶり物マジックと気付く)
とにかくここに入りたいと思ったんです
終演後にオーディションの案内貰って帰って即応募
運良く合格し晴れて劇団員に
今でこそ最古のオーディション入団者ですが、元々はカムカムのオーディション組二期生にあたります
そこから本格的にカムカムミニキーナと僕の歴史が始まります
入ってすぐの若手中心の公演で主役が本番前々日にぎっくり腰をして急遽僕に白羽の矢が!
次の日の稽古で主役の台詞を完璧に覚えていた事で腹黒疑惑が浮上
結果主役が本番をやり腹黒疑惑のみが残る結果に…
しかし半年後位の飲みの席で僕が酔って
「このタイミングでカムカムに入ればメリットがあると思った」
とゆー爆弾発言により腹黒疑惑が腹黒確定に
そして二、三年目位に当時御法度だった劇団内恋愛を内密に強行突破するも発覚
劇団の秩序を乱す
その頃座長より
「もっとボケていけ」
とのアドバイスを請けボケ役を貰うも全くウケない時期に突入
八年目位まで全く笑いのとれない冬の時代に突入
ピークはグローブ座で七百人の観客を前に二分近く一人台詞でボケ続けるも完無視されるとゆー大惨事
宇宙空間に放り出されたような気持ちになる
その後も、本番直前にはしゃぎすぎて怪我をしたり、ワガママで公演を休んだり、ここでは書けないような事をしたりと…
ストップ!!
ヒドいヒドいヒドい!!!
酷すぎる!!!!!!
我ながら残念すぎます
座長は僕がこれだけ迷惑かけまくってよく劇団に置いてくれるなぁ
懐が深いねぇ
他の劇団員達を見ても社会にはなかなか適合出来ない人間達が集まっている訳だし、やはり松村さんの懐の深さを感じます
カムカムミニキーナと所縁の深い清水宏さんは劇団員達を評してこう言いました
『外国のコイン』
と
とても綺麗だけど日本では物は買えない外国のコイン
言い得て妙です
それらは松村商店で価値を発揮する
カムカムの壮大なファンタジーの世界には海外のコインが良く似合うのです
松村コレクションの中ではオチコボレであると自覚してきた僕は海外のコインとしての輝きはありません
僕は10円玉や100円玉のように日本のコインなのです
だから今は一生懸命仕事をして自分の価値を高めたいと必死です
僕はずっと海外のコイン達に憧れているのです
2010年もカムカムミニキーナをヨロシクお願い致します
やましげ
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