やましげ○○ぼっちTOP |
≫ こちら |
||||
2012年9月以前の全バックナンバー |
≫ こちら |
|
今回は連載第?回記念企画として「やましげひとりぼっち」をお届けします 一人でお酒を傾けながら劇団員との昔話に花を咲かせたいと思います もう十年も前でしょうか、元尾さんと新宿歌舞伎町を歩いてました 「山崎君、こんな所に学校があるよ!!」 日本一の繁華街、歌舞伎町のど真ん中です
「平成女学園」
学校がありました 元尾さんが大声で言ったのでお店の人もこっちを見て笑っています 元尾さんはピュアな人です
ある時、元尾さんの家に遊びに行きました 「もしもし」 電話口に元尾さんが出ただけで少し安心しました 「家近いからすぐだよ」 ますます安心しました 改札出てすぐの所にいるけど、どうしたら良いの? 元尾さんが驚愕の説明を始めました
「そのまま真っ直ぐ歩いてプイって曲がって、また次をプイって曲がったらウチが見えるからぁ」
これはあくまでも電話での会話です 恐らく元尾さんは電話の向こうで指をさして左だか右だかに、それこそ『プイッ』と曲げてるかもしれません でもこれは電話での会話です 「分かるかい!!」 と怒ってプイッとしました
元尾さんは心の優しい男です
「これ皆さん食べた事ないと思うんですけど、長崎にしかない果物『びわ』です」
長崎にしかない果物… 頭の中で何度もリフレインしました 長崎に『しか』ない果物 そんな訳ありません 元尾さんは本当に優しい男です 「食べた事あるわい!!
昔話が元尾さんの話ばかりになってしまいました |
|||||
|
|||||