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※ 注意「坊薗節子」とは「坊薗初菜」の事である。改名した事を山崎さんは知らないみたいです・・。
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「ぼっさん」は劇団では下から2番目の若手なんだね。
落ち着いてるから忘れてたよ。
前回の洋子には焼肉をオゴったのですが、ぼっさんも可愛い後輩!
当然、何か美味しい物をオゴってあげたい!!と、思ったんです。
それで私、前日にメールをしました。
「明日、何が良い?
1. 焼肉
2. 寿司
3. 中華
4. 和民
5. カラオケ館
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私、今でこそ反省してます。このメールを送った事を・・・
1.2.3.はほら!後輩に美味しい物を食べさせたい気持ちの表れですよ!!
でも、なんか恥ずかしいし、先輩ヅラがイヤラシく見えたら嫌だなと思って4.を足したんです。
まあ、軽いボケとしてね。
ただ、この4択だと暗に「4.を選べよ!」みたいに取られたら危ないなと思い
(この辺からブレてしまっている)
5. をさらに足したんです。
ぼっさんからの返信はこうでした。
ぼっさん→やましげ
Re「5.カラオケ館で」
カラオケ?
マジで!?
2人で!!??
う~ん。何か予期せぬ方向になってきたな~
正直、劇団員とカラオケなんて行かねぇし、どうしよう?
不安になり、再度メールを送信。
やましげ→ぼっさん
Re:Re:「本当にそれで良いの?」
ぼっさん→やましげ
Re:Re:Re:「はい。会員カード持って行きます!」
そうかっ!ぼっさんは本当にカラオケが好きなんだね~
確かにぼっさんはカムカムの劇中で歌う時も、1、2を争う位上手いしなぁ。
納得しました。
はい!ワタクシぼっさんとカラオケ楽しんでまいります!!
~翌日、渋谷に6時待ち合わせ~
ハチ公前に待ち合わせた。
完全におのぼりさんな2人。
脇目もふらず109の脇を抜け、カラオケ館に向かう2人。
店に突入し店員さんに告げる
「2人です。2時間です」 |
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ぼっさんの手にはもちろん「会員カード」
エレベーターの中で声をかける。
やましげ「ぼっさん腹へってる?」
ぼっさん「食べてきました」
ふ~ん、そうなんだ・・・
部屋に入り声をかける。
やましげ「何飲む?」
ぼっさん「コーラで」
ふ~ん、そうなんだ・・・
ご飯も酒もいらないとなると、あんた本気で歌うつもりですな!!
ただ、申し訳ないが、俺は腹もへってるし、お酒も飲みたい!
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と、ゆー訳で、タラコパスタ |
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ビールを頼ませて頂きました |
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ぼっさん歌いたいだろうが、先輩がお腹を満たし、アルコールでご機嫌になるまで待ってくれ!
とりあえず、コーラとビールでカンパイ!! |
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しばし雑談・・・・・・・
パスタを食べながら「カムカム何年だっけ?」「何で入ったの?」等、定番の質問をしていく。
腹も満たされ、アルコールも入ってきた所でやらかしてしまった。
やましげ「ぼっさんの恋愛事情はどうなの?」
ぼっさん「・・・・・・・・・・・・(真顔)」
おや?雲行きが怪しいぞ
やましげ「彼氏はいないの?」
ぼっさん「・・・・・・いません(真顔)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ってゆーか、私、×××××に×××を×××なんです(初めて見る顔)」
ドカーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!
どーやら、とんでもない地雷を踏んだらしい。
内容は自粛させて頂きますが、それから30分に渡り「人を愛する事」とゆー壮大なテーマを語り合う2人。
まったく稼動しないカラオケマシーン |
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いつの間にか俺の生ビールは空になってた。
ぼっさん「あぁ、しげさん何飲みます?」
この一言でとりあえず会話は終了。
もはや飲むテンションではないのでウーロン茶を頼み、
ぼっさんは再びコーラを追加。
306号室アルコール終了です
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「せっかくカラオケ来たんだから歌おうぜ!」
がんばってコンパを盛り上げようとする大学生のような俺。
「よーし、何か盛り上がるの歌っちゃおうかな?」
アジアンカンフージェネレーションのアフターダークを正座しながら熱唱する俺。
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ぼっさん「私、最近の歌、知らないんですよね・・・」
やましげ「ほらっ、ぼっさんの好きな歌いっちゃいなよ!」
そうだよ。もともとぼっさんがカラオケ行きたいって言ったんだから!!
歌ってハジけて騒ごうぜ!!
モニターに写る「港のマリー」の文字
やましげ「お?誰の歌?椎名リンゴ?それともYUKI?」
ぼっさん「夏木マリです」
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歌の間にタバコを2本吸いました。
歌っている時のぼっさんは楽しそうでした。 |
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なぜか僕は胸がいっぱいになりました。
タバコの煙が目に沁みました。
さっきの話の最中
「私、こんな事話すつもりなかったのに・・・・」
何度も言っていたぼっさん・・・
優しい歌を歌いたくなりました。
僕は心を込めてラッドウィンプスの『me me she』とゆー歌を歌いました。
切ない男心を歌った名曲です。
もちろんぼっさんは知らなかったけど
「こんな優しい人がいたら良いですね」
ぽつりと言いました。
もう2人ともカラオケを歌いませんでした。
しばしの沈黙の後、僕は聞きました。
やましげ「ぼっさんの将来はどうなってるんだろうね?」
ぼっさん「分かりません・・・ただ・・・・・・・・・・・・・44才で家は建てたいです」
・ ・ ・
僕は大爆笑しました。
文章では分からないけど、ぼっさんがマジメに言うのが、何か、めちゃくちゃ面白かったんです。
何か何でも面白くなっちゃって、しばらく笑ってました。
ぼっさんはその後
「私、松村さんが好きなんですよ~~」
と言いだし、僕はさらに笑いました。
カムカムって良い劇団だなぁと笑いながらに思いました。
気がつけば2時間経っていて店を出る事にしました。
最後にぼっさんに聞きました。
やましげ「今まであんま喋った事なかったけど、俺の事、どんな人だと思ってた?」
ぼっさん「うーん。天気で言うと曇りです」
店を出ると、曇っていたからか、それとも渋谷が明るすぎたのか、星は見えませんでした。
そーいや、2時間で3曲しか歌わなかったな・・・・
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fin fin |
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<次回予告>
ぼっさんの先輩は亀岡らしい。次はあいつか・・・
2時間説教してしまいそうだ。 |