東京は今、大混乱の中にある。
すべての価値観が根底から覆されようとしている。
人々の生き方の根本がゆらぎ、そして問われている。
演劇界もまたその外部ではない。
演劇もまた、根本から何かをやり直さなければいけないだろう。
その試みの急速な実践の一つが演劇移動図書館である。
ナライブをプロデュースする松村武が、そのナライブのアマチュアリズムに触発され、
さらに逆にプロフェッショナルとして仕掛け返す。
東京ではなくあえて奈良で、東京を遠くから見据えた地方から、東京演劇界屈指の実力者達が、
未だ誰も見たことがない演劇の場を創ることにチャレンジする。
グローバリズムに対するローカリズム
プロフェッショナリズムに対するアマチュアリズム
計算、効率に対する即興、適当
東京に対する地方・故郷
まさに今、混沌深まる東京の演劇界に身を置きながら、その狭すぎる枠の中で、
溢れ出る表現欲求の出しどころに飢える、一匹狼的な役者たちが顔を揃えて、奈良へ向かう。 |